奥野先生のコラム

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2014/03/30

英語!!!


今日は先日の学会で感じたこと。


アメリカのサンディエゴに行ってきました。


昨年の11月にイギリスの学会に行きましたから、4ヶ月ぶりの海外の学会参加です。


なにより感じたのは自分の英語のスピーキング能力の向上です。

前回の11月から今回にかけて取り組んでいたのが「話す能力」の向上をテーマに、中学レベルの非常に簡単な英語を口から出るようにするトレーニングです。

「瞬間英作文」というトレーニングなのですが(ググるといろいろ出てきます)、これを4ヶ月やってみたところ、かなり英語が口からでる状態になっていました。(宣伝チックですみませんが、かなりオススメ)


もともと英語を「読む」ことは苦がなかったのですが、話すとなると口ごもってしまう状態で、「あーー」とか「うーー」とかが頻発してしまう状態でした。

そしてその度に自己嫌悪に。ここになんとか違いを作りたいと思いました。

いろいろ考えた挙句にたどり着いたのが

「英語を話すためのニューロンパターンが無い」ということでした。

得意だとか苦手だとか、オープンだとか、外人になれているとか、そういうこと以前に、ニューロンパターン(神経回路)があるかないか、それだけではないか?ということで、瞬間英作文なるトレーニングを電車や車の中で実施。

単純な英語、例えば「あなたのお父さんはお医者さんですか?」みたいな文章も、すぐにパッと口からは出てこない。かなり口ごもったあとに、ゆっくりなんとか出てくるみたいな感じ。

これを即座に言えるようにする。

するとこの形式の疑問文についての行動ニューロンパターン(神経回路)が出来上がるので

「あなたのお母さんは教師ですか?」
「あなたの娘さんは学生ですか?」

みたいなことも簡単に言えるようになります。


これを中学レベルの基本的な文型すべてでできるようになると、

かなり自由にしゃべれるようになります。

というか頭で思ったことが、ほとんどのパターンは英語に置き換えられるようになるので、

単語さえ知っていれば伝えたいことを伝えられるようになります。


今回の学会の口頭発表は7分間でしたが

以前はすべて英語の原稿を作って読むようにしていましたが
今回はそれをせずに(というかギリギリすぎて作る時間がなく)
1、2日前にスライドを見ながら喋ったのですが、全くもって自由にしゃべれました。

本番も原稿なしに、わりとよどみなくしゃべれたのに感動しました。


ということで瞬間英作文の回し者のようになっていますが

単に英語を話すための神経回路を作ってしまえば、日本で一人でトレーニングしててもしゃべれるようになることが判明しました!!!!