奥野先生のコラム

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2006年に運動器カテーテル治療に出会いました。

研修医として勤務する傍ら、カテーテル治療の専門のクリニックで見学していました。


そのクリニックでは、がんの患者さんにカテーテル治療を主としていました。
カテーテルを使って抗がん剤をピンポイントに投与することで、効果を上げ、かつ副作用を減らすというものです。

その日は何気なく見学していたのですが、治療を受けていたのは、がんの患者さんではなく、膝の痛みを患っている方でした。


血管撮影装置のモニターに膝の血管が撮影され、そしてチエナム(運動器カテーテル治療で用いる薬)が投与され、そしてもう一度血管が撮影されました。

治療する前にたくさんあった血管が綺麗に消えていました。

その写真が映し出されている最中に、私は足の先から電気のようなものが体を上がってくるのがわかりました。

何かとても大きな可能性を前にしていると感じたのかもしれません。

言葉にならないような体の感覚で、今でも強烈に記憶に残っています。

運動器カテーテルとの最初の出会い
運動器カテーテルとの最初の出会い
運動器カテーテルとの最初の出会い