奥野先生のコラム
奥野ブログ
学会発表のときのポスターにイラっ
学会発表、昨年あたりからたくさん行くようになったわたくしですが
毎回イラっとくるのが、発表用のポスター
実は学会の発表スタイルには2つあり
口頭発表と、それからポスター発表。
今まで参加した学会では、すべてで口頭発表(つまり短いスピーチ的な発表、TEDみたいな、というとかっこいい感じになるが、実際は原稿棒読みが多い)をさせていただいてますが
口頭発表だけでは味気ないので
必ずポスター発表にもエントリーしています。
ポスター発表とは、非常に大きな紙に自分の研究の方法や結果をまとめて、それを来た人に読んでもらって自分の研究を知ってもらう、というものです。
自分がいない時でも、いつでも見れるので、知らない人が見て行って、非常に興味を持ってくれたりします。ツイートされたりとかね。
ところが、このポスターってやつが 非常にふてぶてしいというか
非常に「大事に扱わなければならない存在」なのです。
どういうことかというと
だいたい縦120cm×横120cmとか
まずサイズがでかい。
そして、紙でできている。
やっぱりせっかく作ったからには、美しく見せたい。
ぐしゃぐしゃになってシワが寄ったような状態で貼りたくない。
そう思うのが人間です。
ですから、この120cm×120cmを、しわがつかないように日本から異国の地へ移動させなければならない。
やはり円柱状というか、筒のようにして持っていきます。
そしてつぶれないように、ぺったんこにならないように。厳重注意です。
飛行機の荷物に預けたりしたら全然だめ。
着いたらくしゃくしゃになってるに違いありません。
ですから、手で機内に持ち込むわけです。
それで、飛行機の座席の上の棚みたいな収納に入るかな~なんて試してみても
まず入らない。
それで、慣れない英語でCAに「どこかで保管できないか」みたいなことを聞くわけですよね。
そのときのCAの嫌そうな顔。。。(冗談)
でも機内はまだいいんです。
現地についてからもまた一苦労。
トランクと手荷物鞄と、そしてポスター
この3つ持って、見知らぬ土地の地下鉄など乗ろうものなら、まー気を使います。
だいたい切符の買い方もわからないのに。
さらにハンデを課されるわけです。
やっとの思いで学会会場に到着して、ポスターを張った時の言い知れぬ達成感!!
そして解放感!!
帰りは、気が楽。べつに折れてもいいし、みたいな。
かくして、いつもポスターへの過保護な思いとともに学会に行っています。
ポスターを持ち運ぶ用の、硬い筒みたいのもありますよ。商品として。
でも、毎回学会によってポスターのサイズがまちまち。。120cm×120cmとか入るのないです。
最近はでもあれですよ。
電子化ですよ。ポスターも。
E-Posterとか言って、学会の2週間前くらいにWeb上でアップロードするとそれで終わり。
実物を持って行かなくていいんです。
学会会場に着くと、大きな液晶画面がいくつかあって
手元にあるタブレット端末で選択して
大きな画面で見る的な。
5月にアムステルダム行きますが、そちらはE-Poster。
今から準備せねば。。。
以上、ポスターにイラっ でした!
ではまた!