だんだんと大きな発表の場を頂けるようになってきました。
今回は「世界塞栓治療学会」というもので、Global Embolization Symposium Technologies で、通称GEST(ゲスト)と呼んでいる学会です。
GESTは毎年開かれますが、アメリカとヨーロッパで交互に開催されます。今年はニューヨークのマンハッタンにあるタイムズスクエアのすぐ近く、シェラトンタイムズスクエアホテルにて行われました。
何を隠そう、マンハッタン初めてのわたくし、とても楽しみにして向かいました!
タイムズスクエアまでは歩いて3,4分という観光地のど真ん中といったところ。
5月4日の夜に到着し、その日はホテルの目の前のグリル料理の店で食事して就寝。
翌日5月5日の午後1時半からが私の発表でした。
朝からニューヨークの街を歩いて散歩して、ニューヨーカーの気分を満喫して・・・
なんていう余裕はありません。
なぜなら、発表のためのプレゼン資料が完成していないからです!・・・
何事もぎりぎりにしてしまう癖のある私。今回もいつものように当日になって手直し手直し。
私が話すように言われた内容は「整形外科領域の塞栓治療」
つまり、私の専門の、運動器カテーテル治療のことです。
一番大きなフロアで発表させていただきましたので、100名以上の方が聞いて下さっていました。
無事に発表は終えたものの、あまり余裕がなく、ユーモアの一つも交えることができない自分にがっかり。でも真剣に伝えたいことはパッションを持って話すことができました。
運動器カテーテル治療は、カテーテル治療の技術を整形外科領域に応用した初めての治療ですので、注目している人も多くいたようです。
私の発表の後には何人かの先生とコミュニケーションすることができました。みなさん興味をもって質問してきてくれました。
さあ!これで、あと2日間は、完全に自由です!!プレッシャーなし。
初めて海外の学会に行ったときは、全く知り合いがいなかった私ですが、今年のGESTでは数人の先生とアポをとり、話し合いの場を持つことができました!特にフランスの先生やカナダの先生と研究について話したり、アメリカの医学雑誌の編集長からアドバイスをいただいたりと、いろいろとコミュニケーションが取れて楽しかったです!
2日目からはいきなり日本食が食べたくなり、日本料理屋に向かってしまう私。
だいたい海外に行くと2日目か3日目には味噌汁が飲みたくなります。
マンハッタンを少し散歩することもできます。美術館のMOMAに行ったり、チョコレートやさんを調べて歩いて行ったりと。
特に繁華街から離れたところは少し静かでとてもニューヨークのいい雰囲気と歴史を感じることができました。
ということで、ニューヨークの写真を添えて。